ウェルシュ菌とは?ウェルシュ菌の対策方法は?

食中毒と聞いて、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。下痢や腹痛などを引き起こすなど、あまり印象が良くないことが多いと思います。では、この食中毒が起きる原因は何かご存知でしょうか?それが、ウェルシュ菌と呼ばれるものによって、引き起こされるのです。今回、ここでは、ウェルシュ菌についての特徴を知って、身を守るためには何をすればよいのかについて解説していきたいと思います。

ウェルシュ菌の特徴

ウェルシュ菌の特徴として、熱しても死滅することが無いということが一番に挙げられます。ふつう、菌と聞くと、「高温で調理をすれば大丈夫でしょ?」と私たちは思いがちですが、この菌は耐熱性をもっているため、他の菌を死滅させても、まだ食品内に残ってしまうのです。また、個人家庭でも起きうる食中毒ですが、ウェルシュ菌はちょっと違います。

良くある食中毒は、加熱が十分に為されていないために起きてしまうことが多いですが、ウェルシュ菌は耐熱性がある上、カレーなど、前日につくられた料理を室温においておくことで、活動しやすい温度まで下がった食品を食べたことで食中毒になってしまうことがあるんです。ウェルシュ菌による食中毒は、他の菌よりは症状は軽いのですが、それでも腹痛、下痢が起きてしまいます。

ウェルシュ菌の原因となるものは?

ウェルシュ菌は土の中や水の中、生き物の腸内など、様々な場所に潜伏している菌です。特に注意したいのが、汚染されている牛肉や鶏肉、魚です。これらは生き物の中でも、もっともウェルシュ菌を保菌していることが多く、また人間が摂取してしまった場合、食中毒を引き起こしてしまう原因となってしまうのです。

ウェルシュ菌は、汚染された肉や魚を使うことで食中毒が起きるのですが、色々な料理の中で、カレーやシチューなど、一気にたくさんの量を作ることが多い煮込み料理によって菌が増殖することが多いのです。加熱してもウェルシュ菌は死にませんし、恐ろしいのが空気が無くとも増殖していってしまうという点です。

また、一斉に大量の食事を作る場として思いつくのが、学校の給食ではないでしょうか。他にも、お弁当屋や旅館などでもこのウェルシュ菌によって食中毒が起きてしまうことがよくあります。

ウェルシュ菌から守るためにすべき対策

では、熱にも強いという厄介なウェルシュ菌から身を守るにはどうしたらよいのでしょうか。まず、一番に気を付けてほしいことは、一気に大量に調理することを避けてもらうことです。カレーやシチューって、一気に作ってしまった方が楽ですし、作ってしまえば何日間かはそれだけで十分ですよね。しかし、このウェルシュ菌は大量調理によって増殖してしまうので、食品は常に冷蔵庫で低温で保存をし、大量に作ってしまった場合もなるべく冷やして保存するようにしてくださいね。他にも、食品を選ぶ際に、新鮮なものを選ぶようにしてください。牛肉や鶏肉、魚介類に含まれていることが多い菌ですので、これらに要注意です!おつとめ品などは避けて、なるべく新鮮な採れたてのものを選ぶことで、菌の増殖を防ぐことができます。ちょっと面倒なことが多いですが、健康な生活なためにも気を付けてみてくださいね。

まとめ

ここまでで、ウェルシュ菌の厄介な特徴や、その対策についてご理解頂けたかと思います。熱にも強く、空気が無い状態でも増殖し、下痢や腹痛を引き起こす食中毒の元凶であるウェルシュ菌は、カレーやシチューなどの一気に大量に調理する料理や、特に牛肉や鶏肉、魚介類などから発生源になりやすいということをご説明しました。楽しいお食事、そして健康な生活のために、なるべく大量調理は避け、正しい方法で料理を保存し、新鮮さを保つようにしてくださいね。