消毒液の種類と効果についてご紹介

雑菌やウィルスによる感染から身を守る為には、なんといっても消毒が大事です。今ではあらゆる消毒用の商品が販売されている為、除菌や殺菌剤として使用している人も多いでしょう。しかし、どういった薬液を使えば、どのような効果があるのか、ご存知でしょうか。

知らないままに使用していても、場合によっては全く効果が出ない事もあり得るのです。今回は消毒薬液を3つのタイプに大別し、各々の効果や用途についてご説明したいと思います。

アルコール消毒液とその効果

ノロウィルスやロタウィルスなどへの効果は低いアルコールですが、インフルエンザウィルスなどには有効である事が知られています。特にウィルスが活発化する冬場、そして雑菌の繁殖が気になる夏場など、アルコール消毒液での除菌は欠かさず行っておいた方がいいでしょう。手に塗布する場合は、石鹸やハンドソープで綺麗に洗い流した後、乾かした手に直接すりこみます。

通常、手には無数の種類の雑菌や病原菌が付着しており、私達は常に病原菌の危険に晒されながら生活しています。病気に感染した場合のみならず、手洗い後は常に消毒液を使用し、除菌への意識を高めるようにしましょう。

また、人体にも無害なアルコール消毒液は、キッチンやキッチン用品などの消毒・除菌にも効果てきめんです。まな板や調理器具を始め、キッチン周りのお掃除にもアルコール消毒をおすすめします。

塩素系消毒液とその効果

アルコール消毒液だけでは十分な除菌が見込めない場合、塩素系の消毒剤を使う場合があります。そして塩素系消毒液に効果が期待出来るウィルスとして主に挙げられるのが、ノロウィルスやロタウイルス。ノロウィルスは非常に感染力の強いウィルスであり、罹患者の吐瀉物や排せつ物から空気感染してしまうほどです。

発症すると嘔吐や下痢を繰り返し、激しい腹痛を伴う感染症です。症状が治まっても数週間はウィルスを排出する事もあり、知らない間に感染が広がっているケースも大いにあります。塩素系消毒液は、これらのノロウィルスやロタウィルスといった種類のウィルスに効果を発揮し、排せつ物や吐瀉物の除菌・殺菌をしてくれる消毒剤です。

ただし、感染予防の為に使用する分には良いのですが、日常の消毒スプレーとして使用するには金属部を腐食させたり、手指の消毒の際には手荒れを起こす可能性もあります。

フェノール系消毒液とその効果

フェノール消毒液も他と同じく、様々な細菌やウィルスに対し殺菌・除菌の効果がある消毒液です。消毒薬としては少々知名度が低いかもしれませんが、フェノール液は病院の治療室や手術室、または病室への消毒や医療器具への消毒として用いられる程、除菌効果の高い消毒液です。更に消毒剤として、痒疹や蕁麻疹といった病気にも効果がある他、軟膏成分として、虫刺されなどにも利用されています。

結核菌に対して効果がある事も分かっていますが、フェノール以上にクレゾール消毒液の方が低濃度かつ低毒性で殺菌出来る事から、クレゾールの使用が一般的です。殺菌効果の高い消毒剤ですが、副作用として発疹などの症状があらわれる可能性もある為、注意が必要です。

また、金属類の消毒に使用する際、長時間薬液に浸しておくと腐食する可能性がある他、合成ゴム製品や合成樹脂製品に使用すると変質する可能性もあるので、気を付けて使用しましょう。

まとめ

消毒剤と言っても、アルコールや塩素系、フェノール系など特質は千差万別です。主にどういった場所で用いられ、どういった効果があるのか、それぞれに大きな違いがあるのです。ノロウィルスやロタウィルスなどの感染症であれば塩素系が有効ですし、フェノール系であれば結核菌にまで有効である事が分っています。全く効果が見込めない消毒薬を使用していても意味がありません。使用する際は、どういった目的で消毒を行うのか、予め把握しておく事をおすすめします。