除菌に使われている次亜塩素酸ナトリウムとは?

次亜塩素酸ナトリウムが除菌に使われていると言われてもピンと来ない人は多いのではないでしょうか。確かに化学とは無縁の人からすれば分からない話でもないです。しかし呼び方を変えた途端、身近なものへと変化するのがこの次亜塩素酸ナトリウム。恐らくどこの家庭にもあるであろう塩素系漂白剤に含まれています。原液のままでは強すぎるので用途に応じて希釈しなければならず扱いには注意が必要ですが、その分コストパフォーマンスに優れています。

次亜塩素酸ナトリウムの特徴と使用目的

次亜塩素酸ナトリウムの特徴としては先でも申し上げた通り強力です。過去に次亜塩素酸ナトリウムが含まれた製品が、特定の状況下で人体に影響を及ぼし問題になったり、アルミや銅を腐食させてしまうといった危険性もあるため、取り扱いには細心の注意が欠かせません。

水で薄めて使用するのが一般的ですが、一番の特徴となる臭いは希釈しても消えることはありませんので、どこで使われているかはすぐに分かります。塩素系の漂白剤やプールに使われていることが多く、その目的は基本的に殺菌や除菌ですがシミ抜きに使われることもあります。しかし温度が上がるにつれて次亜塩素酸ナトリウムの分解が進んでしまうので、熱湯と併用しても十分な効果は期待できません。

次亜塩素酸ナトリウムのメリット

非常に強力な次亜塩素酸ナトリウムは希釈しなければ使うことは出来ません。希釈は必須とも言えますが、そのお陰で一度あたりに使う量は必然的に少なくなります。長年保存していれば効果は落ちてしまいますがそれでも長く使えるというのは次亜塩素酸ナトリウムの強みです。比較的安いということもあり、入手も容易。

また、希釈をするのに特殊な溶液など必要なく、水道水で十分です。他にも食中毒の原因となりうる大腸菌やサルモネラ菌、冬場に猛威を振るうインフルエンザにも有効とされているため、多方面で活躍します。扱い方には細心の注意を払わなければなりませんが、使いこなせなければかなり強力な味方となってくれるでしょう。

次亜塩素酸ナトリウムのデメリット

次亜塩素酸ナトリウムは強力で、それを薄めたものであっても直接触れることは人体に悪影響を及ぼします。手軽に手に入るのは良いですが、お子さんのいる家庭では特に扱いへの注意が必要です。誤飲はひどい場合、命にかかわるケースもあると言われているので絶対に避けなければなりません。

また、次亜塩素酸ナトリウムを含んでいる漂白剤などでよく目にする文言、混ぜるな危険の背景には次亜塩素酸ナトリウムの分解のし易さがあります。気を付けなければならないのが酸性のクリーナーなどと一緒に使ってしまうこと。混ぜてしまうと人体に害のある塩素ガスが発生し、こちらも最悪の場合、命にかかわるほど危険なものです。

まとめ

効果の高い反面、次亜塩素酸ナトリウムは人体に与えるダメージも非常に強いため、取り扱いは十分に注意すべきです。ただし、使用上の注意をよく読んだ上で、正しい使い方さえ出来れば何も心配することはありません。それでも過去には、特定のものに対して有効という言葉だけが独り歩きしてしまい、何度か問題となってきました。除菌で衛生環境を整え、健康を守る強力な武器とするためには、正しい次亜塩素酸ナトリウムの使い方を覚えておくことが何より大切です。